2025年8月2日(土)、今年も八重山諸島の黒島(竹富町)宮里海岸にて「豊年祭」が開催されます。村対抗のハーリー(爬龍船競漕)をはじめ、ミルク様の行列や様々な芸能が奉納されます。
黒島豊年祭の見どころ・ハイライト
2025年8月2日(土)、ハートの形をした美しい島、黒島の宮里海岸で「豊年祭」が開催されます。収穫への感謝と来年の豊作、そして島の無病息災を願う島民にとって最も大切な行事の一つで、毎年旧暦6月に行われます。
【爬竜船競漕】
黒島の豊年祭の最大の魅力は、他の八重山の島々とは一線を画す独特の「パーレー(爬竜船)競漕」です。海の彼方「ニライカナイ」の神に感謝して行われる「爬竜船競漕」は、ただ船を漕ぐだけでなく、船が岸に着いた後、選ばれし青年「ウーニー」が浜を全力疾走し、長老のもとへ先に到達した村が勝利するという、スリル満点の村対抗のリレー形式で行われます。島を挙げた熱い応援の中、選手たちの勇ましい姿を見ることができます。
【奉納芸能】
宮里海岸では、様々な奉納芸能が催されます。ニライカナイの五穀豊穣と幸福をもたらす白い仮面を被った神様・ミルク様を先頭に、華やかな衣装をまとった一行が練り歩く「ミルク行列」が催されます。
ミルク様の行列に続いて、島の4つの集落ごとに笠踊り、鎌踊り、ハディクマイなどの奉納舞踊や、青年会による棒術演武などが披露されます。子どもたちからベテランまで、島民が一体となり、島は祭り一色となります!
八重山の特徴がよく出ていると言われる豊年祭は、竹富島、小浜島、西表島、黒島、鳩間島、新城島で行われます。黒島は「牛の島」として知られ、約200人余りの島民と沢山の牛が暮らす島です。
2024年開催時の様子
※観光客も観覧可能ですが、あくまで島の伝統的な儀礼です。観覧する際はマナーを大切に!
※会場内には飲み物の販売はあるようですが、飲み物や軽食などは、事前に準備しておくことをお勧めします。ランチ持参がオススメです。
※ごみは必ず持ち帰りましょう。
※日差しが非常に強いため、熱中症対策(帽子、サングラス、日焼け止め、水分補給)を万全に。