2026年3月8日(日)〜3月31日(火)もとぶ・伊豆味クメノサクラ祭り /

もとぶ・伊豆味クメノサクラ祭りのフライヤー

「第43回 沖縄花のカーニバル2026」パンフレットより

2026年3月8日(日)〜3月31日(火)の期間、今年も本部町伊豆味(もとぶちょう・いずみ)で、「もとぶ・伊豆味クメノサクラ祭り」が開催されます。

山里に春が訪れる。2026年 もとぶ・伊豆味クメノサクラ祭り

「もとぶ・伊豆味クメノサクラ祭り」は、久米島由来の希少な桜「クメノサクラ」を主役に、山間部ならではの穏やかな景観の中で、花の美しさを味わうことを目的とした催しです。

伊豆味の自然や集落の風景に溶け込むように咲く桜を、ゆっくりと巡りながら鑑賞して楽しむことができます。

昨年開催時の様子

クメノサクラの由来と特徴

移植の歴史と保存活動

クメノサクラ(久米の桜)は、かつて久米島の限られた環境にのみ自生していた、非常に希少な桜です。戦後、この地にゆかりのある伊豆味出身の故・安里嗣全氏が久米島から接ぎ木用の枝を持ち帰り、故郷である伊豆味の地で育て始めたことが始まりです。

その後、地元の保存会や地域住民の方々による地道で献身的な保全活動が続けられ、現在では伊豆味地区全体の景観を形づくる存在として大切に守り継がれています。

クメノサクラの特徴

クメノサクラは一般的な桜とは異なり、中国大陸原産の桜が久米島の自然環境の中で独自の進化を遂げたものと考えられています。

開花直後は透き通るような白色を帯び、時が経つにつれて中心部から赤みが差し、終盤には淡い桃色へと移ろいます。「白から桃色へ」とドラマチックに色彩を変える姿は、沖縄の青い空に鮮やかに映えます。

散り際は、寒緋桜(カンヒザクラ)のように花ごと落ちるのではなく、花びらが一枚ずつ舞い散る「桜吹雪」が、大きな見どころのひとつです。

会場と散策による鑑賞・楽しみ方

「もとぶ・伊豆味クメノサクラ祭り」の醍醐味は、公園一箇所に人が集まる都市型の花見とは異なり、集落全体が会場となる広域的な景観にあります。

メイン会場となる「本部町伊豆味駐車場」を中心に、周辺の集落や山肌、沿道の各所にクメノサクラが点在しています。かつて数本から始まった移植は、現在では地域一帯で1,000本を超える規模へと成長しています。

特に沿道に連なる桜並木は密度が高く、特有の色彩美をまとまった景観として楽しむことができます。周囲の小道を歩きながら、静かな山間部の空気とともに桜を愛でるのが伊豆味ならではの鑑賞スタイルです。

苗木と地元農産物・特産品の直売

自宅でもクメノサクラを育ててみたい方に向け、保存会が接ぎ木によって増やした苗木が展示・販売されることがあります。保存活動に携わる地元の方から、育成のポイントを直接聞ける貴重な機会となります。

また、「みかんの里」として知られる伊豆味の旬の味覚が並びます。3月は特産のタンカンをはじめ、朝採れの野菜や地域住民の手による素朴な加工品などが販売されます。

本部町伊豆味駐車場の詳細地図

※イベントの開催情報は変更になる場合があります。必ず公式サイトなどでご確認ください。

過去の「もとぶ・伊豆味クメノサクラ祭りの」の様子

もとぶ・伊豆味クメノサクラ祭りの概要

開催日時
会場
本部町伊豆味駐車場
(〒905-0221 沖縄県国頭郡本部町伊豆味95)
アクセス
* 車(那覇方面より):沖縄自動車道(許田IC)経由で約1時間30分〜2時間。
* 駐車場:収容台数(約20〜30台)に限りがあるため、週末は満車になる場合があります。路上駐車は控え、指定のエリアを利用しましょう。
* 路線バス:名護バスターミナルから「70番・備瀬線(伊豆味経由)」または「76番・瀬底線(伊豆味経由)」に乗車、「伊豆味」バス停下車。徒歩約10分。※運行本数が限られるため、事前に最新の時刻表をご確認ください。
入場
無料 ※桜の保全や駐車場の維持管理のため、任意で協力金をお願いする場合があります
主催
もとぶ・伊豆味クメノサクラ祭り実行委員会
問い合わせ
伊豆味公民館(事務局)
電話:0980-47-2300
※地域運営のため、お問い合わせは平日の日中を推奨。
関連サイト
沖縄花のカーニバル
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