千手観音菩薩像を祀る首里観音堂は、沖縄随一の観音信仰の聖地として知られています。正式名称は、臨済宗慈眼院 首里観音堂です。
臨済宗慈眼院 首里観音堂
1618年に建立され、琉球王朝時代から沖縄を見守り続けてきた首里観音堂は、臨済宗妙心寺派に属する仏教寺院です。ご本尊は千手観音菩薩で、沖縄随一の観音信仰の聖地として知られています。
正式名称は「慈眼院」(じげんいん)ですが、「首里観音堂」(しゅりかんのんどう)の名称で広く呼ばれています。
その来歴・由来は琉球王国時代に薩摩藩の人質となっていた佐敷王子の帰国を祝い、1618年(元和4年)に尚久王が観音堂を建立。その南に慈眼院を建立したことにあります。
現在は引退されて、お寺では見ることはできません。
首里には、干支を司る仏さまをお参りする「首里十二支巡り」という習慣があります。生まれ年の十二干支ごとに「守り本尊」がいて、守護して下さる
とされています。首里観音堂には、子(ネズミ)、丑(ウシ)、寅(トラ)、辰(タツ)、巳(ヘビ)、午(ウマ)の御本尊があります。
また、寺院には400年前の釈迦如来像が戦禍を逃れた秘仏として保持されています。普段は一般公開されていませんが、特別の機会に展示されます。
本堂前には、「長老樹」と呼ばれる樹齢120年の大きなガジュマル生えており、パワースポットとして知られています。
首里観音堂は、萬歳嶺と呼ばれる高台に位置していることから、見晴台からは那覇の町並みや海を一望のもとに見渡すことができます。見晴台では飲食も自由に取ることができるので、お参りした後は、見晴台で一服してみるのもオススメです。
首里観音堂の年越し・除夜の鐘つき
首里観音堂では例年、大晦日には一年の垢を祓い、新年に向けて反省と精進を誓う日ととして、除夜法要が執り行われます。
仏教寺院なので、煩悩を払う108回の鐘つきがあります。首里観音堂の除夜の鐘つきは、一般の参拝者も参加することができます。
首里観音堂の初詣
お正月三が日は、一年の無病息災、家内安全、旅行安全、健康祈願のため例年、約3万人もの参拝者で賑わいます。1月1日からのお正月三が日は、終日、混雑します。
1月1日0時より、首里観音堂の初詣行事が執り行われます。
※情報は変更になる場合があります。必ず公式サイトなどでご確認ください。
首里観音堂のご利益
首里観音堂は旅の安全祈願としても知られています。年末年始沖縄に旅行して滞在される方も参拝に訪れてみましょう。
首里観音堂の最新情報
首里観音堂へのアクセス
約50台の専用駐車場があります。
※年末年始は非常に混雑するため、公共交通機関の利用を推奨。
- ゆいレール「市立病院前」より徒歩約17分。
- ゆいレール「おもろまち」より徒歩約20分。
- バス停「ノボテル沖縄那覇前」より徒歩約3分。
- バス停「観音堂前前」より徒歩約3分。
- バス停「山川(那覇市)」より徒歩約5分。
- 住所
- 〒903-0825 沖縄県那覇市首里山川町3-1
- 電話 / Tel
- 098-884-0565
- 拝観時間
-
平日・土日・祝祭日 09:00~18:00
※お正月三が日 08:00~19:00 - 定休日
- 無休
- 料金
- 境内自由
- 公式サイト
- 首里観音堂
- 首里観音堂(臨済宗妙心寺派 慈眼院)
- Shuri-kannondo
- Youtube
- 首里観音堂チャンネル