那覇の青い海を見下ろす断崖の上に凛と鎮座する、沖縄総鎮守「波上宮」。こちらでは2026年2月3日(火)に、新春の訪れを告げる恒例の「節分祭」が厳かに執り行われます。一年の無病息災を心より願い、古くから伝わる作法で厄を払い福を呼び込む伝統行事には、毎年途切れることなく多くの参拝者が訪れます。
波上宮の節分祭の見どころ・ハイライト
2026年2月3日(火)の午前10時、波上宮の境内にて「節分祭」が幕を開けます。節分とは、季節を分ける「立春」の前日を指す大切な節目です。新しい季節が始まる前に、知らず知らずのうちに溜まった邪気をきれいに追い払うための神聖な儀式が、南国の空の下で繰り広げられます。
祭典の始まりには、拝殿にて東西南北の厄をことごとく祓い清める「天地四方祓(てんちしほうばらい)」の神事が厳粛に行われます。続いて広場へと舞台を移し、波上宮獅子舞保存会による勇壮かつ華麗な獅子舞の演舞が披露されます。この獅子に頭を噛んでもらうと一年を健やかに過ごせると伝えられ、無病息災を願う多くの参拝者が列をなします。
祭りの興奮が最高潮に達するのは、年男・年女たちによる勇ましい豆撒きです。「福は内、鬼は外」の晴れやかな唱え声とともに福豆が宙を舞い、中には「あたり」と記された特別な豆袋も。これを見事に受け取った方には、縁起物やお酒、お米といった福物が贈呈されるため、境内は福を求める参拝者の熱気に包まれ、大変な盛り上がりを見せます。
過去に行われた節分祭の様子
波上宮について
「波上宮」(なみのうえぐう)は、那覇港を一望する珊瑚礁が隆起した断崖の上に威風堂々と立つ神社です。琉球八社の一つに数えられ、その中でも最高位を誇る「一の宮」として、かつての琉球王府からも並々ならぬ厚い崇敬を受けてきました。
遥か海の彼方にある理想郷「ニライカナイ」の神々に祈りを捧げる拝所として古来より篤く信仰され、主祭神には伊弉冊尊、速玉男尊、事解男尊を祀ります。海上交通の安全や豊かな大漁、五穀豊穣、そして家族の安泰を見守る神様として、地元では「なんみんさん」という愛称で親しまれ、人々の暮らしに寄り添っています。
波上宮のご利益
古くより那覇港を行き交う多くの船が、その航海の安全をこの地で切に祈ってきたという深い歴史があります。現代においても、厄除けや心身の健康祈願など、多岐にわたるご利益を求めて、県内外から参拝者の足が絶えることはありません。
境内・授与所・御朱印
鮮やかな朱色の色彩と赤瓦が青空に映える拝殿は、まさに沖縄独自の美学を感じさせる佇まいです。白い二ノ鳥居をくぐり、一歩ずつ階段を上った先に、神聖な空気を纏った荘厳な社殿が参拝者を静かに迎え入れてくれます。
拝殿の右手に位置する授与所では、日々多くの御守や御朱印が授けられています。波上宮だけでなく、末吉宮や安里八幡宮の御朱印もこちらで拝受することが可能です。また、伝統工芸である紅型(びんがた)の生地を贅沢に使用したオリジナルの御朱印帳や、南国らしい色彩のお守りも高い人気を誇ります。
神社のすぐ眼下には「波の上ビーチ」が広がっており、参拝を終えた後に透明度の高い美しい海を眺めてリフレッシュするのも、格別のひとときとなるでしょう。
波上宮へのアクセス
- ゆいレール「旭橋駅」から潮風を感じながら徒歩約15分。
- ゆいレール「県庁前駅」から街並みを楽しみつつ徒歩約18分。
- 那覇空港から車(タクシー)でスムーズに進めば約10分。
- 駐車場:約20台(無料)。※行事の際はすぐに満車となる可能性が高いため、十分ご注意ください。

